松田軽太のブロぐる

企業の情シスで働いています。会社の中では何をしてるのかナゾな職場の情シスあるあるなどや読んだ本のことなどを思いつくままに書いています。

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大前研一氏の「武器としての経済学」を読んでみた。

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大前研一氏の武器としての経済学を読んでみました。

この本では現代日本の状況を解説してくれています。

大前研一氏といえばマッキンゼーの伝説のコンサルと言われていた人です。

人は知識を知った時になるほどと理解します。
しかし知識は知ったその時が最新であり、知った瞬間から陳腐化してしまいます。

ということで世の中が変わっていくように、知識もアップデートしていく必要があるのですね。

まず、この本では「円高と円安では日本にとっては円安の方が有利」という部分を読者に問います。

実際のところニュースなどを観ていても、輸出国の日本は円安の方が有利だと刷り込まれています。
しかし大前研一氏は「それは1985年当時の時代遅れな常識だ」と一喝します。

日本企業はとうの昔に円安耐性をつけているので、本質はそこではないと説きます。

かつて倒産した多くの会社は円高だから倒産したのではなく、変化する市場の要求に対応出来なかったから倒産したのです。

しかし、数十年前の知識からアップデートできついないと、短絡的に円安=日本企業が儲かる、という公式を脊髄反射的に反応してしまうのです。

人は初めて知ったことは「なるほど!」と関心を持ち、熱心に理解しようとしますが、しかし一度、知っていると思うと、なかなか知識のアップデートをしなくなります。

ということで、知っていると思う事柄でも、改めて読むと「あれ?昔とずいぶん変わったんだな」と新たな発見があります。

知識の陳腐化を防がないと、時代遅れの老害になってしまうので、常に色んな物事に興味を持つことが大事なのですね。

武器としての経済学

武器としての経済学

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