2019年4月15日、ひとつの歴史が幕を閉じます。サイボウズLiveのサービスが終了となるのです。
こんにちは!松田軽太です。
何を大げさな!と思う人もいるかもしれませんが、これ、大事件なんです!
サイボウズLiveとは日本最大のグループウェア企業のサイボウズ社がサービス提供していた無料で利用できるグループウェアです。
しかしその使い勝手の良さから利用者は100万ユーザーと言われています。
ではなぜ、サイボウズLiveはこんなにもたくさんの支持を得たのでしょうか?
例えばPTAや町内会といった小グループってありますよね?
しかし小グループといえど、10人近くなるとメンバー間の連絡って大変じゃないですか?
まぁ、電子メールやLINEのグループチャットという手もありますが、運用規約や議事録といった書類の履歴管理を行うのであれば、グループウェアの方が圧倒的に便利です。
これらの小グループはあまり予算を使えないという制約があります。
実際、僕も住んでいるマンションの理事会役員になった時にサイボウズLiveを導入しました。
理事役員の10名と修繕委員会の8名で計18人です。
同じサイボウズ社のサイボウズOffficeの利用料金は1ユーザーで月額500円です。
18人いると月額9000円ですから年間10万8000円です。
同じようなグループウェアのデスクネッツも同じような金額です。
こうなると費用をかけてまでは使いたくないという人も出てきます。
しかし無料であれば「まぁ、試しに使ってみるか」ということになります。
そして使ってみるとやっぱり便利なんですよね。
ということで利用してから3年になりますが、すっかり定着して、もはやグループウェアなしでの理事会運営は考えられません。
しかし!です。
そんなナイスで便利なサイボウズLiveが突然、サービス終了となりホトホト困り果てていました。
サイボウズLiveを導入する前のわずか3年前までは10年近く紙で運用していたんですが、すっかりサイボウズLiveの便利さに慣れてしまうと、もはや紙ではどうやって運用していいのかも分かりません。
便利なサービスに慣れるって、そういうモノですよね。
皆さんもすっかりスマホのある生活に慣れてるところで、ある日、突然、スマホが無くなったら、どうやって生活していいか途方にくれると思いませんか?
ということで、ある日、突然、日本に100万人のサイボウズLive難民が誕生したのです。
さて、サイボウズLiveの代替となるグループウェア探しが始まりましたが、そもそも今まで予算なんかとってなかったので、まずは無料サービスを検討しました。
しかしマンション理事会での運用なので、ガッツリと個人情報も扱っています。
サイボウズLiveは日本最大のグループウェア会社のサイボウズ社が運営しているから安心感がありましたが、どうにも他の無料サービスだと抵抗感がありました。
では次に手軽な費用のグループウェアがないかと探しました。
するとMcloud(エムクラウド)というマンション専用のグループウェアがあると判りました。が、費用は個別に見積もりが必要ということで公開されていませんでした。
世の中、公開できない商品の料金というのは、たいてい安くはありません。
他にマンション理事会に向いているグループウェアがないか?と探していたところ
サイボウズ社から「チーム応援ライセンス」のお知らせが届きました。
サイボウズ チーム応援ライセンスとは?
サイボウズ チーム応援ライセンスとは特定非営利活動法人(NPO法人)向けに特別料金でサイボウズ社の製品を利用できるサービスです。
300ユーザーまで利用で年額9900円でサイボウズOfficeやKintoneといったサイボウズ社の代表的なサービスを利用することができるという信じられない神サービスです。
だって年額9900円ですよ? 月額じゃないんです、年額ですよ!
対象となる団体は学校のPTAとか自治会とかマンション管理組合と書かれていました。
「これだ!」と絶叫したのは言うまでもありません。
サイボウズLiveを利用しているマンション管理組合に「サイボウズ チーム応援ライセンス」という救世主が現れたのですから!
もちろんサイボウズLiveのように誰でも彼でも利用できるわけではなく審査があります。
そりゃそうですよね?
運営予算の少ない非営利団体向けのサービスですから、営利企業とかが非営利団体を装って無料で利用されてはサイボウズ社が大損しますから。
「サイボウズ チーム応援ライセンス」の申し込み方法
申し込み方はカンタンです。
①ますはcybozu.comにお試し登録します。
②サイボウズ チーム応援ライセンス申込(任意団体)ページから質問の内容を回答します。
③あとはサイボウズ社からの審査結果を待ちます。
審査には10日ほど掛かるそうです。
まぁ、②のライセンス申し込みで活動内容や会計資料を求められるので、それらの情報を整えるのが少し手間かもしれません。
実は僕も今、そういった情報を集めているところで、それが終わったら申し込むつもりです。
もしマンション理事会でグループウェアの導入を検討しているのであれば、「サイボウズ チーム応援ライセンス」がオススメです!
というわけで青野社長、ステキなサービスをありがとうございます!